私たちが知っている自動車の種類には大きく分ける基準は、乗用車と貨物自動車があります。乗用車の場合には、人を乗せることを中心に考えますので自家用車とタクシーなどでの取り扱い方は似てきます。それに対し、トラックなどの貨物自動車の場合においては、運ぶものが荷物ですので人を運ぶ場合とは価値基準が大きく変わってくることになります。ここまで述べてきたことは新車に関することですが、中古車の場合にも同様の違いが存在します。
乗用車は中古車となった際には、また人をのせるものとして扱われることになり市場は国内が主なものとなります。それに対しトラックなどの貨物自動車の場合には、発展途上国などへの輸出が大変大きなものとなってきています。日本では中古車の扱いでも、発展途上国では十分に扱えるという場合があるからです。現在発展途上国の多くは発展の速度を加速してきており、そのような意味でトラックなどの中古車の需要は大変大きくなってきています。
現在の物流の中心は貨物自動車となっていることはよく知られていることです。そのような状況から、ある一定期間において使用された後には、中古車が大量に発生することになります。運送業者などでは、このような中古車を中古車買取業者に販売することになるわけですが、その際に中古車買取業者の選定基準としては、中古貨物自動車を専門に取り扱う買取業者が重要視されます。先ほど述べたように、中古貨物自動車には海外において大変大きな需要がありますので、中古貨物自動車を専門に取り扱う買取業者であれば、このような事情を十分に理解しており高額な買取価格を提示できるからです。