トラック買取で注意しなければならないのは、自社が所有している車両の扱いが得意な会社に相談する必要があるという点です。もし自社が売却しようとしている車両の扱いに慣れていない会社に相談すると、不当に安い価格を提示される可能性があります。一言でトラックと言っても一般的な平ボディやバンボディだけでなく、タンクローリーやバキュームカーなど様々な種類が存在します。平ボディやバンボディは比較的汎用性の高い種類ですが、あらゆる業種で同じように使われているわけではありません。
使用される業種や用途、車両の種類によって劣化の仕方が大きく異なります。トラックのような主に事業用として使われる車両は、経年劣化によって外装や内装が激しく劣化します。例えば建設現場で使われる平ボディは、塗装が剥離して外装が錆びたり内部のシートが破れるなどの症状が見られます。クレーンやダンプ、ミキサー車などそれぞれ劣化するポイントが異なるので買取査定をするには専門的な知識と経験が必要です。
トラック買取で失敗しないためには、売却を希望する車両の扱いに慣れた会社を複数選ぶ必要があります。市場のニーズがあまり多くない事業用の車両は、相場が分かりにくいというデメリットが存在します。3社から4社ほどの候補を選んで見積りを依頼し、各社の査定額を比較すれば大体の相場が分かります。相場を理解した上で最も条件のよい会社を選ぶことが高値で売却するための重要なポイントです。